「静かな人の戦略書」を解説|内向型社会人必見のアドバイスが満載!

内向型
内向型社会人
内向型社会人

ハキハキしていてリーダーシップがあるあの人と比べて、

内向型の自分は仕事ができないな…

こんな悩みをお持ちの方におすすめの本を紹介します。

タイトルは「静かな人の戦略書」。


静かな人、つまり内向型が仕事でより高いパフォーマンスを発揮するためのアドバイスが満載の本です!
この記事では、内向型社会人である私が本書を読んで、「これは心に留めておきたい!」と思ったポイントを解説していきます。

「静かな人の戦略書」の概要

著者は自身も内向型であるジル・チャンさん。台湾出身の女性です。

アメリカ州政府やメジャーリーグなどで働き、国際的に活躍する華々しい経歴を持つ彼女が、
超外向型社会とも言えるアメリカで成功を収めた経験をもとに、内向型の潜在能力を引き出す「戦略」をつづっています。

「静かであること」に悩むすべての社会人におすすめ!

仕事をしていると、物静かな性格・慎重・大人数が苦手といった内向型の特徴は、ネガティブに捉えられがちです。

反対に、大胆で明るく周囲を巻き込む力のある外向型が評価されやすい社会では、
自信を失って生きづらさを感じてしまう内向型の方も多いですよね…

ですが、内向型は欠点ではなく個性であり、それを武器に「自分らしく輝く」ためのアドバイスが本書には詰め込まれています。

日々の小さな心がけから、大きなプロジェクトを動かす時の行動まで幅広く網羅されているので、
あなたに合った戦略が見つかるはずです!

「内向型」の特徴とは?

本書に興味を持つ方は、すでに内向型と自覚している人もいれば、
「静かな人」というタイトルにアンテナが立った人もいると思います。

まずは、本書で紹介されている内向型と外向型の違いから、ご自身がどちら寄りの性格なのかチェックしてみてください。

内向型外向型
ひとりで過ごすことで元気を取り戻す人との交流によって元気を取り戻す
話すことよりも聞くほうが多い聞くよりも話すほうが多い
ひとりでする仕事が好きで、向いているグループで働くのが好き
あらゆる側面を考慮してから行動に出る考えながら行動する
文字のコミュニケーションを好む口頭のコミュニケーションを好む
内向型と外向型の違い(『静かな人の戦略書』P.79より抜粋)

静かな人の戦略① 仕事

控えめな態度が信頼感を生む

仕事で人と話したりプレゼンをするとき、自分に自信が持てないと、ついつい見栄を張って自分を取り繕ってしまうもの。
ですが、専門用語を並べ立てアグレッシブに話すより、言葉を選んで慎重に発言するほうが、信頼感に繋がっていきます。

「静かで穏やかな人」としてありのままでいた方が、仕事ではうまくいくことも多いんです。

外向型社会の中で内向型の強みを発揮していくには、試行錯誤がつきものです。
その過程で積み重ねたスキルや信頼が切符となり、さらなるチャンスをつかみとれるのが、内向型の強さとも言えますね。

静かな人の戦略② 人間関係術

「バックハンド」の威力

自分を売り込むことが苦手な内向型は、職場で活躍する外向型の人と自分を比較して悶々と悩んでしまいがち。
ですが、それは能力の差ではなく、単なる得意分野の違いに過ぎません。

本書ではテニスの「フォアハンド」=外向型、「バックハンド」=内向型 に例えられています。

  • 深く考えることができる
  • 話を聞くのがうまい
  • ひとつのことに集中できる
  • 粘り強い

これらの内向型ならではの利点を鍛えることで、他の人にはない強みがさらに磨かれていきます。

静かな人の戦略③ 静かな力を人前で生かす

勝敗は「始まる前」に決している

努力の9割は「ステージの外」で行う

「人前に立つことが苦手」という内向型は多いーというより、ほとんどの人にとって苦手分野なのではないでしょうか。

数々のプレゼンやスピーチの壇上に立ってきた著者による内向型の必勝法は、ずばり「準備を完璧にすること」。

伝えたいメッセージを明確にし、イメージトレーニングで不安をやわらげ、ひとりで落ち着ける時間を作る。
内向型の強みを活かせれば、自分の心構え次第で、緊張感のある場面も乗り切ることができます。

SNSを使い倒すべし

自身のパーソナルな話をするのが苦手な内向型にとって、SNSは交流のきっかけになる自己開示ツールです。
また、口頭より文字のコミュニケーションを好むので、文章表現という武器を活かせる場でもあります。

SNSでの交流は、内向型が深い人間関係を築くのにとても効果的。ぜひ使い倒していきましょう!

静かな人の戦略④ 静かな人の潜在能力

内向型はリーダーに向いている

リーダーシップなんて内向型には無縁だ、と思う方が多いかもしれません。
ですが、イーロン・マスクやビル・ゲイツなど、名だたる大企業を率いるリーダーには内向型が多いことをご存じですか?

「バックハンド」として挙げた強みの他にも、

  • 謙虚でありながら、徹底的なプロ意識の持ち主
  • 自己抑制や自制心に優れている

これらの内向型の特徴は、チーム全体にとって有益な決定を下せる、優れたリーダーの素質でもあるのです。

まとめ: 内向型が「自分らしく輝く」ための指南書!

「静かな人の戦略書」について、印象に残った部分を中心に解説しました。

「戦略書」というタイトルではありますが、自分の特性を受け入れて、ポジティブに捉えようというのが一貫したテーマになっており、内向型に勇気を与えてくれる本だなと感じました。

本書では、「パーティーでの行動パターン」や「電話は難敵にも強い味方にもなる」など、より身近で実践しやすいテーマも沢山触れられています。

内向型仲間のみなさんにとって役に立つ情報が満載の本となっていますので、くわしい内容が気になる方は、ぜひ本書を手に取ってみてくださいね!

コメント