仕事は楽しいかね？
突然この質問を投げかけられて、「はい！楽しいです！」と即答できる人はどれだけいるでしょうか？
このドキッとするタイトルに怖じ気づきなかなか手に取れなかったのですが、
先日やっと読むことができ、感動したこちらの本をご紹介します。
5,000件超のAmazonレビューがついており、20年以上読まれ続けている名著です。
タイトル通り、仕事に活かせるヒントがたっぷり詰まった本ですが、
私が読んでみて感じたのは、仕事だけでなく人生全般に通じる教えでもあるということ。
こうした方が、ただ頭の中であれこれ悩むのではなく、
「試してみることに失敗はない」ことに気づき、小さな一歩を踏み出そうと思える本です。
- アイデアを生み出す仕事をしている人
- 仕事にやりがいが持てず悩んでいる人
- 他人の成功をうらやましく思ってしまう人
あらすじ
悪天候により空港で一晩足止めになってしまった35歳のビジネスマン（私）が、
発明や起業で巨万の富を築いたマックス・エルモアという老齢の男性と出会い、
二人の会話から「試してみることに失敗はない」というマックスの教えが紐解かれていくストーリー。
では、わたしが心に残った名言をご紹介していきます。
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「目標の設定」「他人の成功を範とする」という私が思う成功の戦略は、一見ちゃんとした考えに思えますが、
マックスは大きな✕印を書き、本書の主題でもあるこの言葉を私に与えます。
明日は今日と違う自分になる
マックスが掲げる唯一の目標が、「明日は今日と違う自分になる」こと。
人生は規則正しいものではなく、規則から外れたところで色んな教訓を与えてくれるものです。
どうせ思い通りにならないなら、今日の目標は明日のマンネリになってしまいます。
遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る
革新的な成功を納めた人は、誰も最初からそれを目指していたわけではありません。
好きなことでさまざなことを試して実践するうちに、偶然の出会いや発見によって道を拓いています。
必要は発明の母かもしれない。だけど、偶然は発明の父なんだ。
コカ・コーラ、トールハウスのチョコチップクッキー、リーバイスのジーンズの誕生秘話に共通するのは「偶然」から生まれた商品であること。
本来思っていた形ではなくても、転がっているチャンスをものにできるかが大事だ、ということを教えてくれる言葉です。
世の中は、きみの目標が達成されるまで、じーっと待っていたりしないということだよ。
私には、過去に友人と興したビジネスでの失敗経験がありました。
規模も質も勝る競合が現れて太刀打ちできなかった、と振り返る私にマックスはこのように言います。
日々新たなテクノロジーが生まれるなか、「明日は今日と違う自分になる」を目標にしていれば、変化に適応できたはず。
本当の達成は、「あるべき状態より、良くあること」なんだ。
ただいいだけじゃなく、目を見張るようなものであること。
平均以上があまりにも多くそれが普通になってしまった中では、誰かが言う「やるべきこと」ではなく、自分で試していくことが必要不可欠です。
もし宇宙が信じられないようなすばらしいアイデアをくれるとして、きみはそれにふさわしいかね？
アイデアは偶然に出会うものだとマックスは繰り返し伝えていますが、それはただぼんやり座っているだけで、向こうからやって来る訳ではありません。
失敗を恐れて「試すこと」をしていない人は、宇宙からの贈り物をいくつも素通りしてしまっているかもしれませんよ。
新しいアイデアというのは、新しい場所に置かれた古いアイデアなんだ。
森を歩いて野苺を摘むようにアイデアを集めておくと、他のアイデアを引き寄せ結びつきが生まれます。
「アイデアの源泉は古いアイデア」ということを、斬新な遅刻の言い訳を考える遊びを通して、マックスが示してくれます。
まとめ
「仕事は楽しいかね？」を読んで印象的だった名言を紹介しました。
試すことを恐れないことは、必ずしも仕事だけでなく、長い人生を通して活かせるマインドではないでしょうか？
自分の直観や好奇心に従い、いろんなことを試してみよう。
視野が広がって 昨日と違う自分になる＝成長 につながるよ。
そんなことを教えてくれる本でした😊
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