自分時間をカラフルに。大人の塗り絵を趣味にして得られる効果４選

塗り絵というと「子供が遊ぶもの」というイメージが強いかもしれません。ですが、昨今大人の趣味としてもハマる人が増えているのをご存じですか？

私自身も、コロナ禍によりおうち時間が増えたことで、塗り絵にハマった一人です。

別記事で一人で楽しめる趣味をいくつかご紹介していますが、実は個人的に最もおすすめしたいのは塗り絵です！

大人の塗り絵の魅力は、本と色鉛筆さえあれば始められる手軽さだけではありません。

日々忙しくストレスが溜まりがちな現代人にとって、心身に良い効果をもたらしてくれるんです。

大人の塗り絵がもたらす効果４選

塗り絵をしていると、いつの間にか自分の世界に入り込み作業に没頭してしまいますが、これが瞑想や座禅に近い状態となり、リラックスして自然と心が落ち着いてきます。

すると悩みや雑念が取り払われ、思考がすっきりと冴えて集中力・生産性を高める効果が期待できます。

　瞑想や座禅と言われると習慣化するのは難しそう…と感じてしまうかもしれませんが、塗り絵なら楽しみながらそれらに近い効果が得られるので、気軽に始めやすいですね！

情報過多ともいえる現代社会では、知らず知らずのうちに多くの刺激を浴びてしまい、ストレスが積み重なっているもの。１つのことに無心で取り組む機会は、自ら意識しないと得られません。

塗り絵に没頭することで、手軽に日常のストレスから解放される充実した時間を過ごすことができます。

また、無心で作業をすることだけでなく、作品を完成させて充実感・達成感を得ることでもストレスが和らぐ効果があります。

自律神経は、緊張時に優位になる「交感神経」とリラックス時に優位になる「副交感神経」の２つが、バランスを保ちながら成り立っています。自律神経が乱れると、さまざまな不快症状が現れ、日常生活に支障をきたしてしまう場合も。

塗り絵をして集中力が高まることで自然と呼吸が整い、自律神経が整う効果が期待できます。

私も実際に、テレワークでのPC・スマホ疲れにより寝つきが悪くなっていましたが、就寝前の30分～1時間、塗り絵に取り組むことで改善されました。

自律神経の乱れにお悩みの方は、ぜひ寝る前のスマホ時間を塗り絵に置き換えてみてください！

塗り絵は一見、線画にひたすら色を塗るという単調な作業に思えますが、手と同時に脳も積極的に動かします。

花や物の色を思い出すために記憶を辿ったり、色の相性やバランスを考えて配色を決めたり…。無理なく頭を使いながら指先を動かすので、認知症などの予防にも有効であるといわれています。

塗り絵は心身へ良い効果をもたらしてくれるだけでなく、継続しやすいので趣味としても最適なんです！

子どもの遊びだけでなく大人の趣味としても定着したことで、多様な目的の塗り絵本が出版されています。子供の知育として、大人のストレス解消として、お年寄りの脳トレとして…目的に応じて楽しみ方もさまざま。

スポーツなどと違い、加齢や体力低下により出来なくなるということもないので、一生モノの趣味になりえるでしょう。

塗り絵を始めるのに必要な道具は、塗り絵本と色鉛筆、鉛筆削りだけです。3,000円程度で揃えられるので、とってもお手軽。

　色を重ね塗りすることで、少ない色展開でも十分楽しむことできるので、いきなり大量の色鉛筆を買いそろえなくても大丈夫です。高い費用がかからないのは、継続しやすい点で大きなメリットですね。

大人の塗り絵にハマる人が増えているのは、日本だけではありません。

海外でもそのセラピー効果が注目され、塗り絵の本がたくさん売られているので、旅行先でお土産として塗り絵を購入するのもおすすめです。(私自身も今年ハワイで買った塗り絵を塗りながら、旅の思い出に浸っています。)　

また、作品をSNSにアップして楽しむ人も増えています。例えば、インスタグラムで「#coloriage」(コロリアージュ)と検索して、世界中の塗り絵作品を見ているだけでも楽しいですし、「こんな風に綺麗に塗ってみたい！」とモチベーションも上がるはず！

膨大な情報に触れながら、ストレスフルな日常を過ごす現代人にとって、塗り絵が良い効果をもたらしてくれることを知っていただけたでしょうか。

また、塗り絵を趣味としておすすめしたい理由についてもご紹介しました。

休日は家でゆっくり過ごしたい。

時間を忘れて没頭できる趣味を見つけたい。

こんな方はぜひ、大人の塗り絵の世界にハマってみてはいかがでしょうか？