内向型の理想的な働き方3選|転職不要の「セルフ働き方改革」のすすめ

仕事
働き方に悩む内向型
働き方に悩む内向型

ブラックな職場ではないのに、なんとなく働きづらい…

でも転職しても後悔する気がして動けない…

こんなお悩みをお持ちの方、特に内向型に多いんじゃないでしょうか?

休みも取りやすい、残業も少ないのになんとなく不満…
そう感じていていても、「仕事とはそういうもの」「自分がわがままなだけ」と正直な気持ちを押さえてつけたり、
転職して今の環境を手放す勇気が出ず、踏みとどまってしまっている方が多いはず。

何を隠そう、私自身がそう考えながら数年間会社員生活を過ごしてきた一人です。

ですが、ネット検索で行き着くのは「転職しよう!」「スキルを身に付けて好きなことで稼ごう!」のような謳い文句ばかり。

そこで、私は自分の「苦手」「嫌い」を正直に受け止めて、なるべくストレスにならない働き方を選び取るように意識しています。

この記事では、内向型は働きづらいと感じる根本的な原因を明らかにしつつ、会社を変えずに実践できるひと工夫をご紹介します。

内向型OLわおん
内向型OLわおん

働き方に悩む内向型の方には、この本もおすすめです!

なぜ内向型は働きづらい?

なぜ内向型は働きづらい(と感じやすい)のか?

結論から言いますと、内向型には日本的な企業風土が合わないからと言えます。

その特徴は、

  1. 個人よりチームの成果重視
    • 全員が「同じ空間」で「同じ時間」働くことが善しとされ、対面でのコミュニケーション力が高い人が評価されやすい
  2. 終身雇用を前提としている
    • 得意を伸ばすより、1つの会社内で何でもできる人(ゼネラリスト)になることを求める
  3. 完璧主義でリスクを恐れる
    • 過剰なリスク対策のため、無駄な仕事が生まれやすい

大勢の中で社交的に振る舞うのが苦手で、欲求が自分の内側に向かう内向型は、上記ような労働環境の中で、周囲との価値観の違いを感じることによって、
働きづらい」という悩みが表面化するのです。

内向型にとって理想の働き方とは?

では、内向型は例外なく組織で働くのに向いていないのか、と言われるとそうではありません。

「パフォーマンスは上がりストレスは減る」

そんな自分にあった理想的な働き方を選び取るために、組織内でも周りに合わせすぎないことを意識しましょう!

1つのことに集中してじっくり取り組める

会社員として働いていると、自分のルーティンワークに加えて、上司から頼まれた仕事や後輩の指導、電話応対やトラブルへの対処…などを同時並行で進める、マルチタスク状態が多いはずです。

個人の気質に関わらずマルチタスクは生産性を下げるとされていますが、

特に内向型は、外向型と比べて「スイッチの切り替え」を苦手としているので、マルチタスクによるデメリットが大きくなります。

レスポンスが早い=デキる社会人、という風潮もありますが、それがストレス要因になって成果が出にくくなるのは本末転倒。

  • 仕事の優先順位を明確にし、1つずつ順番に取り組む
  • チャットやメールは決まった時間に見る

など、マルチタスクにならないような工夫をしましょう。

意味・やりがいを感じられる

内向型の特徴は「自分の内側に欲求が向く」という説明がされますが、漠然としていて分かりづらいかもしれません。

仕事に当てはめると、会社の規模や肩書といった他者から分かりやすい指標ではなく、
「自分の仕事は誰かの役に立っている」「社会に貢献している」という自分自身で感じる「やりがい」をよりポジティブに捉えます。

しかし日本企業では、終身雇用を前提としたゼネラリスト育成のため、個人の得意や経験を無視した配置転換が行われたり、
リスクを恐れるあまりに無駄な仕事が増えてしまう傾向があります。

100%自分の好きな仕事しかしない、という働き方の実現は難しいかもしれませんが、

「この仕事の意義はなにか」「自分がやるのがベストなのか」
を問い続けることが、自分自身の身を守るために大切です。

人との直接的な関わりが少ない

人一倍刺激に敏感な内向型は、他者と関わりによる刺激もストレスになりやすく、パフォーマンスを下げる要因になります。

積極的なコミュニケーションが必要な仕事では、必要以上に緊張してしまい、思うような成果が出にくいこともあるでしょう。

内向型に向いているのは、狭い範囲でより深い人間関係を築くこと。

苦手な人とも仲良くしようとしたり、広い交友関係を持とうとすることは、自身をより疲弊させてしまいます。

無理はせず快適にと感じる範囲で人脈を築くことが、自分らしく働くためのポイントです。

今日からできる!4つの「セルフ働き方改革」

テレワーク

コロナ禍をきっかけにテレワークが導入されたものの、時間が経つにつれ出社至上主義に後戻り…
こんな会社が多いはず(笑)

ですが、周りを気にせずに仕事に集中するには、テレワークほど効果的な方法はありません。
意味のない雑談で疲れることも減りますしね…(笑)

いきなりフルリモートにするのは周りの目も気になるかもしれないですが、
週に1回でもテレワークを取り入れることで、平日の疲れ具合がかなり減るのでおすすめですよ!

書類の読み込み、企画書作成など集中力と深い思考が必要な仕事は、特にテレワークで取り組むのに適しているので、出社とバランスよく組み合わせましょう。

時差出勤

テレワークは難しいけど、もっと自分のペースで働きたい!
という方は時差出勤がおすすめ。

通勤で満員電車に乗らなければいけないことが、仕事を憂鬱に感じる要因の一つだったりしますよね…
ですが出勤時間を30分遅らせるだけでも、電車も空いていてストレスを和らげることができますよ。

空いた時間はその分寝てしまうのではなく、読書や勉強など自己投資にあてることで、
1日をより有意義に過ごすことができます!

コミュニケーションは文字をメインに

対面や電話でのコミュニケーションが苦手な内向型は、メールやチャットで連絡をする方が精神的な負担が少なくなります。

内容をじっくり考えることができますし、やり取りが記録されることで言った・言わないのトラブルを避けることもできます。

社内でのやり取りなどわざわざメールを使うのは不自然な場面でも、先に用件をメールで送っておくことで、お互い心構えができるので仕事をスムーズに進められます。

文字でのコミュニケーションツールは可能な限り活用しましょう!

業務効率化

頼まれた仕事を淡々とこなしていくだけでは、「何でもやってくれる人」というイメージがついてしまい、無尽蔵に仕事が増えるばかりです。

上長のご気分で追加された仕事、些細なミスを防ぐために増やされたチェック業務…
それは今現在も重要性の高い仕事でしょうか?
形骸化している業務は自分から申し出て、減らしたり簡易的にする工夫をしていきましょう。

「自分はなんのために働いているのだろう…」こんな悩みが増幅する前に手を打つのは、
自分の身を守るためだけでなく、自主性がある人として評価が上がり、周囲からの信頼を得ることにも繋がっていきます。

まとめ

働き方に多様性が求められる時代、「セルフ働き方改革」を実行しよう

内向型にとって理想的な働き方3選と、転職せずに実践できることをご紹介しました。

  1. 内向型が働きづらいと感じるのは、日本的な企業風土が合っていないから
  2. 内向型の理想的な働き方とは?
    • 1つのことに集中してじっくり取り組める
    • 意味・やりがいを感じられる
    • 人との直接的な関わりが少ない
  3. 今日からできる「セルフ働き方改革」
    • テレワーク
    • 時差出勤
    • コミュニケーションは文字をメインに
    • 業務効率化

「働き方改革」が徐々に進んできたことで、過剰なノルマや長時間労働を要求するブラック企業への風当たりは強くなっています。

しかしストレス要因は人によって様々なので、社員全員にとって「働きやすい」職場を実現するのは難しいのかもしれません。
これからは個人個人が自分の特性を理解した上で、自分にできる範囲の工夫「セルフ働き方改革」を施していくことで、パフォーマンスを上げていくことが重要ですね。

転職するのはリスクが大きすぎる…と感じている方もぜひこの記事を参考にしていただき、
少しずつ自分に合った働き方を手に入れてもらえたら嬉しいです!

コメント