職場は良い人ばかりなのに、自分がコミュ障なせいで仕事がつらい…
会社で仕事をしていてこのような悩みを抱えていませんか?
私自身事務職として働く中で、コミュニケーションが苦手な自分に嫌気がして、
決してブラックな職場ではないのに「社会人向いてない」と悩んだことが何度もあります。
でもそれは、「自分の能力が低い」のではなく、「自分にあったやり方ができていない」だけかもしれません。
この記事では、特に「自分発信のコミュニケーションが苦手」な方に対して、
- そもそもコミュ障にも種類がある、自分の特性を見極めよう!
- 内向型が職場で苦手とする場面
- なぜ苦手意識を持ってしまうのか?&解決策は?
について、社会人5年目の私が実践していることを交えてお伝えします。
そもそもコミュ障にも種類がある、自分の特性を見極めよう!
学生時代は気心の知れた友人との会話が中心なので、社会人になったタイミングで突如こういった悩みに直面する人も多いのではないでしょうか。
その際、「自分はコミュ障で欠陥を抱えた人間だ」と考えてしまうと、ネガティブ思考に陥って解決策が見いだせなくなってしまいます。
でも、一括りに「コミュ障」と言っても人それぞれの特徴があります。その特徴を「欠陥」ではなく「ただの特性」と捉えられたら、自分の特性にあった方法を取ることで、日々の仕事を少しでも楽に乗り越えられると思います!
「コミュ障」には大きく2つのタイプがあります。
・自己主張が苦手で、自分から話すことができない
・自己主張が強く、つい自分のことばかり話してしまう
一般に、「コミュ障」であることに悩みやすいのは、会話において自分を出すことが苦手な前者の方と考えられます。
そして、前者のような性格の人は、心理学の性格分類である「内向型」の気質を持っていると言えます。他にも内向型の特徴をあげると、下記のような例があります。
十人十色さまざまなパーソナリティが存在すると思いますが、ざっくり一言で言い表すと
「思考のベクトルが『自分』という内側に向く」という大きな傾向があります。
積極的で対面コミュニケーションが得意な外向型が重視される会社内では、内向型の人が無理に外向型に合わせようとすると、上手く行かなかったりかえって疲れてしまいます…
そこで、内向型の人が苦手とする仕事上の場面と、それらをうまく乗り切るためのコツを提案していきます。根本として必要なのは、必ずしも皆と同じ方法でなくても、完璧にこなせなくても、自分にとって効率の良いやり方に変換していけばOK!という考え方です。
内向型が職場で苦手とする場面
次のような場面においては、物事に集中して深く考えることや、相手に悪く見られないかを気にしすぎるといった、内向型ならではの性格が裏目に出てしまうことがあります。
- 電話対応
- 質問
- 催促
- 雑談
なぜ苦手意識を持ってしまうのか?解決策は?
1.電話対応
私自身、部署にかかってくる電話を最初に取る立場にあり、苦手ながらも場数を踏むことでどうにか電話対応を身に付けてきました。
慣れてくると徐々にキャパも増えてくるんですが、始めのうちは相手の言葉を聞き取ってメモすることで精一杯になってしまいますよね…
ただ私の経験上、電話では最低限「相手の名前」「誰宛の電話か」「ざっくりとした用件(〇日の会議の件、など)」がおさえられれば問題ないと思います。
というのも、事細かに内容が分からなくても、誰からの電話だったかが分かれば、「あ~、あの件ね」という感じで案外理解してもらえるものです。
もし情報が足りなくても、必要に応じて折り返しの連絡を入れてもらえば良いので、「一言一句逃さないように」なんて構えなくても大丈夫です。
相手が外からかけてきて雑音が多い場合など、電話が聞き取りづらい時は、遠慮なく聞き直して大丈夫です。
その際に、クッション言葉として「恐れ入りますが」「お電話が遠いようです」といった一言を添えると、印象が悪くなることもありません。
相手の声が小さかったり、活舌が悪くてなんて言ってるか分からない…でも聞き返しづらい…
という時も、「お電話が遠いようです」と言ってみれば(嘘ですが)、ゆっくり大きめな声で言い直してくれると思いますよ。
2.質問
例えば、朝イチで声をかけ「〇〇について相談したいんですが後でお時間ください」
とアポを取っておけば、相手の都合の良いタイミングで呼び掛けてもらえます。
あとは、トイレなどから席に戻った所を狙うと、仕事のキリがいいタイミングなので聞いてもらえる可能性が高いかもしれませんね!
自分の意見を即座に言葉にして伝える、というのは内向型が苦手とする行動の一つです。
事前準備が不十分なまま会話に突入し、話が逸れて結局言いたいことが言えないと、また話しかけないといけない、という新たなストレスが生まれてしまいますね。
なので、「これを一番聞いておきたい!」という質問は、言葉に落とし込んでおくという準備が大切です。
また、ある程度自分の意見を組み立ててから、「〇〇と考えているのですが、認識に間違いはないですか?」という聞き方をしてみれば、Yes/Noで答えられるので相手にとっても回答しやすいです。
自信をもって次の行動に繋げられますし、「うん、あとは△△してみると良いと思うよ」など、不随するアドバイスももらえるかもしれません。
3.催促
一番避けたいのは、「自分の依頼が相手に忘れられてしまって、締め切り時点で何も進捗していない」という状況ですよね。
これを防ぐために、数日前にメールやチャットといった文字のツールでリマインドをしておきましょう。「急ぎだから電話をかけなくては」という内向型にとって苦手なシチュエーションを作らないように、日数に余裕を持って取り組むことが大切です!
4.雑談
そもそも、会社という組織は仲良し集団ではないので、仕事を円滑に進めるための人間関係の構築の範囲を超えた雑談には、無理に応じる必要はないと思います。
ただ、かと言って冷たい人という印象を持たれるのは悲しいもの。
そこで最低限押さえておけばOKなのは、「相槌」と「一言コメント」です。
あまり興味のない話題であっても、「なるほど」「そうなんですね」などの相槌であなたの話を聞いてますよ、という姿勢を見せれば大丈夫です。そのあと「へ~いいですね」「大変でしたね…」など一言でよいのでコメントを返しておけば、会話のキャッチボールは成立しているので詳しい内容まで踏み込む必要はありません。
終わりに
以上、内向型の人が職場で苦手とする場面と、それを少しでも楽に乗り越えるちょっとしたコツを紹介しました。
自分が苦手だと自覚していることに対して真っ向からチャレンジしても、どうしても緊張してしまって良いパフォーマンスは発揮出来ません。「最低でもココが押さえられればOK!」というポイントを見つけて、出来るだけ自分の得意な方法に持っていくスタンスでいきましょう。必ずしも満点が取れなくても、出来る範囲の迅速さと確実性を達成できれば大丈夫です!
紹介したコツを参考にしながら、ぜひご自身に合った方法も見つけて実践していって頂けたら嬉しいです。
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