内気な性格で、仕事でも日常生活でも、なんだか肩身がせまい…
そう思っていませんか?
現代社会で生きづらさや違和感を抱いているあなたは、もしかしたら「内向型」なのかもしれません。
なぜなら、世間では人口割合の多い外向型を基準に常識が出来上がっており、
とくに仕事においては、外向的な行動が評価されやすい社会になっているからです。
この記事では内向型の仕事でのあるあるとして、次の7選をご紹介します。
- オフィスでは仕事に集中できない
- 電話を取りながら作業を進めるのは無理ゲー
- 慎重な性格であるはずなのに、意外と注意力散漫
- 話しかけなきゃ…と思いながら、仕事に身が入らず1日が終わる
- 分からないことはまずググる、人に聞くのは最終手段
- コミュニケーションが苦手な自分に自己嫌悪
- 退社時は誰かと時間が被らないように様子をうかがう
何となく生きづらさを感じている人で、当てはまる項目が多い場合は、内向型である可能性があります。
ただ、そうであったとしても、自分を卑下したり無理に外向的にふるまう必要はありません。
大切なのは、まずは自分を受け入れて、快適な環境を自らの手で作っていくことです。
この記事では、内向型あるあるに加えて、私自身の経験や実践していることも踏まえた解決法をご提案します。
内向型のみなさんの悩みを少しでも軽くするお手伝いができればと思いますので、ぜひ最後までお読みください。
仕事だけでなく、日常生活でも悩みの多い内向型。内向型あるある【生活編】はこちら!
内向型の日常あるある7選【仕事編】
オフィスでは仕事に集中できない
会社や部署によってオフィスのにぎやかさは様々だと思います。
いずれにしても、内向型にとって周りに人がいる環境では、あまり仕事には集中できません。
もちろん騒がしい場所では、集中を妨げる外的な刺激が多く、自分の世界には入り込めません。
かといって、全員が静かでタイピング音だけが響くような場所でも、それはそれで周囲が気になってしまいます。
みんな忙しそうではあるけど、ただパソコンに向かってキーを打つ、ロボットのようにみんな同じ動き。
放置されているようで、かといって監視されているような気もする。
とにかく、一人になれる環境でないと落ち着かないんです。
オフィスに出社した日は、自分の仕事が忙しくなくても、そこにいるだけで気力と体力を消耗してしまいます。
電話を取りながら作業を進めるのは無理ゲー
電話応対は内向型にとってかなりのストレスです。
突然かかってきて、とっさの対応を求められる。声だけでは相手の感情を読み取りづらい。
じっくり考えたい内向型にとって、電話は苦手要素の詰め合わせです。
また、仕事中に強制的に割って入られることで、頭を切り替えて再び集中することが難しくなってしまいます。
電話を切ってから、「あれ、自分何考えてたっけ?いいアイデアが浮かんだはずなんだけど…」と悔しい思いをすることも多いです。
慎重な性格であるはずなのに、意外と注意力散漫
ミスをすることをおそれ、何事も慎重にチェックしたい性格。
なのに、自分でもびっくりするようなポイントで間違えていたりして、落とし穴に落ちたような気分になる…
なぜなら、内向型は1つのことに深くのめりこむことは得意ですが、逆にマルチタスクは苦手だからです。
1つのことに気を取られていると、他のことが頭に入ってこなくなるため、少しづつ確実に、時間をかけて仕事を進めることでパフォーマンスが上がります。
話しかけなきゃ…と思いながら、仕事に身が入らず1日が終わる。
仕事で分からないことや確認したいことがあった時、人に話しかけたくてもなかなか勇気が出ません。
今話しかけたら迷惑かな…この聞き方で相手に伝わるかな…こんな考え事を頭の中でループさせながら、ルーティンワークに逃げるものの身が入りません。
気づいたら夕方になっていて、結局「終業間際に話しかけるのはやめよう」と自分に言い聞かせて帰宅します。
一時的に悩みからは解放されるものの、
明日こそは話しかけなくては…と、なかなか憂鬱な気分から抜け出せません。
分からないことはまずググる、人に聞くのは最終手段
コミュニケーションに苦手意識のある内向型は、分からないことがあっても、なるべく人に聞かず自力で解決したいと考えます。
そこでまず頼るのはGoogle大先生。メールを1通書くのにも、ビジネスマナーや敬語表現など、不安に思ったことは何でもググってしまいます。
自分で調べることが習慣になっているので、逆になんでも誰かに聞く人がいると、その性格がうらやましいと思いながらも、聞く前に自分で調べてよ…と不満を抱きがちです。
これは私個人のあるあるですが、仕事で分からないことがあった時は、まず過去の実績を参考にするため、会社に眠っている古いデータや資料を探す技術(フォルダ検索力)が向上している気がします。
コミュニケーションが苦手な自分に自己嫌悪
急に話しかけられた時、気の利いた返事が浮かばない。意見を求められても、よっぽど興味のあることでないと、とっさに答えられない。
外向的で社交的な周囲の人と比べて、自分は仕事ができないと考えてしまいがちです。
また、内向型の人は、周囲からは真面目・淡々と仕事をしているといったイメージを持たれることが多いです。
悪いことではないのですが、本人からすると「つまらない人」と思われているのではないか…と不安になってしまうことも。
退社時は誰かと時間が被らないように様子をうかがう
やっと仕事が終わった…と思っても、内向型は家に着くまでは油断できません。
なぜなら、帰り道に誰とも居合わせず一人で帰路に着きたいからです。
職場にいるだけで気力を消耗しているので、さらに誰かと雑談しながら帰るエネルギーは残っていません。
定時を過ぎたら、周りの様子を見回して帰り支度をしている人がいないか確認。うまくタイミングをずらして一人で会社を後にします。
まとめ:自分のできる範囲で、快適な仕事環境を作っていこう
内向型の職場での悩みは、仕事内容よりも、大勢の人がいるオフィスという空間で作業をしているが故に生まれるものが多いと思います。
ですので、テレワークや時差出勤といった制度があれば、積極的に活用してみることが解決策として考えられます。
また、コミュニケーションもチャットをメインに行えば、考えを整理してから発言できます。
自分の特性をよく理解・分析し、自分に合った働き方ができるよう小さなことでも良いので工夫してみましょう。
ですが組織内で働いている以上、ある程度は周りに合わせる必要があるかと思います。苦手意識があったとしても、雑談や電話応対を全くしないというのも難しいですよね。
内向型が苦手とする仕事の場面とそれを乗り切るコツについては、別記事で具体的にご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
生きづらさを感じてネガティブな思いをすることが多い内向型ですが、慎重さや他者への思いやりが信頼につながり、良い方向で自分に返ってくることもあります。
この記事を最後まで読んでいただいた皆さんに、内向型の自分がちょっと愛おしくなったと感じていただければ嬉しいです。
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