・自分は内向的だから、独身でいた方が幸せ?
・パートナーとの性格が合わず、この人で良いのか不安…
こんな疑問やお悩みに対して、内向型の私が思うことについてまとめました。
私自身は外向型の夫を持ち、夫婦の行動パターンはまったく異なりますが、
「内向型でも結婚生活は上手くいく」、
「パートナーとの性格が違っても、むしろプラスになることが多い」と感じています。
この記事では、結婚生活で現れる内向型にとっての壁と、その乗り越え方をお伝えします。
「一人が好きな人」が結婚生活を楽しむコツが分かります👍️
なぜ内向型は結婚に向いていないと言われるのか
離婚理由の1位は「性格の不一致」
今や3組に1組の夫婦が離婚する時代です。「令和2年度 裁判所司法統計」によると、離婚理由で最も多いのは男女ともに「性格の不一致」。
男性(夫) | 女性(妻) | |
1位 | 性格が合わない | 性格が合わない |
2位 | その他 | 精神的に虐待する |
3位 | 精神的に虐待する | 生活費を渡さない |
このデータを見る限りでは、性格の一致が夫婦円満には欠かせないように思えますよね。
さらに、内向型は外向型よりも少数派であることから、多くの人と性格が一致しない=内向型は独身でいた方が幸せ、と考える人も多いかもしれません。
内向型にとっての結婚生活でのストレス要因
結婚すると自由がなくなる、とよく言われますよね。
内向型にとって結婚生活の壁となる、「自由がなくなる」の中身には、次の要素があります。
一人の時間が持てなくなる
内向型がパワーチャージをするために欠かせない「一人の時間」。
パートナーとの共同生活が始まると、一人で過ごせる時間は減ってしまいます。
家事のために自分の自由時間を削ったり、パートナーの生活リズムに合わせるなど、結婚前と比べ時間の制約が必要になることもあります。
人付き合いが増える
結婚するとパートナーの家族や友人など、新たな人付き合いが生まれます。
世代や趣味の違う人たちと、新たな人間関係を築いていかなければいけません。
コミュニケーションに苦手意識のある内向型にとって、人付き合いが増えることは大きなハードルに感じるでしょう。
経済面などの不安
完璧主義で慎重な内向型は、結婚においても様々なリスクを考えてしまうかもしれません。
特に、新生活や結婚式などにかかる費用を考えると、経済面での不安がぬぐえず、一歩踏み出せないという方も多いようです。
結婚生活の壁を乗り越える、内向型の戦略
では、本当に内向型は独身の方が幸せ、といえるのでしょうか。
それを左右するのは、結婚生活でのストレス要因を取り除く工夫次第です。
一人の時間は意識的に確保
好きな相手といるとはいえ、刺激の多い場所に出掛けたり、テレビの音が大きかったり、自分に合わない過ごし方をしていると疲れてしまいます。
決してパートナーを嫌っているのではなく、元気をチャージするために一人の時間が必要と理解してもらったうえで、自分の時間を意識的に作るようにしましょう。
家で一人の空間を作れない場合は、カフェに行くのがおすすめです。
人付き合いは「レアキャラ」くらいでよい
結婚するとパートナー側の人付き合いも増え、集まりに呼ばれることも増えるかもしれません。
共通の話題もない状態から新たに人間関係を築くのは、内向型にとって大きなエネルギーを費やすものなので、「仲良くならなきゃ」と自分に負荷をかけすぎる必要はありません。
「レアキャラ」になったとしても、細く長くお付き合いを続けていける参加頻度であれば十分です。
友人関係なら「〇回に1回は参加しよう」、義理実家なら「お正月・お盆・GWは帰省、父/母の日は贈り物をしよう」など、自分にとって無理のないラインを設定しましょう。
経済面でお互いを縛らない
※夫婦共働きを想定しています
結婚すると避けて通れないのが、お金の管理方法の検討。
自由に使えるお金が無くなってしまうのが不安な方におすすめなのが、個人口座(給与振込口座)+共同口座を持つことです。
給与のうち、お互い同じ割合分を生活費+貯金として共同口座に入金、残りは自由に使えるお小遣いとします。
お小遣いなので、個人口座の残高や使い方にはお互い干渉することなく気持ちも楽。
また、貯金額など管理をするのは共同口座のみなので、手間も少なく済みます。
そして、お金のかかる大イベントといえば結婚式。
お金を不用意に使ってしまわないために、「なぜ式を挙げるのか」目的を明確にしておくことが必要です。
こちらの記事↓で詳細を解説していますので、ぜひチェックしてください。
共通の趣味・楽しみを持つ
一人の時間は持ちつつも、夫婦で一緒にいる時はその時間を最大限楽しみたいもの。
趣味や娯楽を共有することで、パートナーとの時間がより充実したものになります。我が家の場合はスポーツ観戦です。
なかなか共通点が見つからない場合は、休日に手の込んだ料理を一緒に作り、食事を楽しみましょう。
外食ほど費用はかからないですし、料理を作る過程を楽しむことで、幸福度がアップするはずです。
体験談:内向型が外向型のパートナーを持つメリット
私は、自身の結婚生活を通じて、「外向型」と「内向型」という気質の差は、夫婦生活に悪影響を与えるものではない、と感じています。
我が家は、外向型の夫&超が付くほど内向型の私、のふたり暮らし。
行動や思考のパターンが異なり、時には意見の食い違いも起きますが、性格が違うからこそのメリットも多々あります。
案外、一人の時間は確保できる
パートナーが外向的であると、休日も友人と飲んだり、遊びに出掛けることが多いです。
相手が家をあける日は、読書など自分の好きなことをして一人の時間に浸ることができます。
(もちろん、平日を中心に二人の時間を十分持ったうえで、休日はおのおの好きな過ごし方をする感じです。)
パートナーとの対話で思考が深まる
内向型は内省が得意ですが、言葉に出してアウトプットすることは苦手分野になります。
逆にコミュニケーション力が高く、言葉選びが得意な外向型は、良きアウトプット相手。
例えば、身の回りで起きた出来事やニュースに対して思ったことなど、夫にはためらわず伝えてみて、会話をすることでより考えが深まったり、新たな発見が得られます。
落ち込みすぎなくて済む
これは相手が外向型か内向型かに限らず言えることですが、悩んだとき・辛いことがあったとき、SOSを出せる相手が身近にいることはとても重要です。
特に内向型は、悩みを人に相談することに後ろめたさを感じて、一人で抱え込んでしまいがち。
一人で考え込んでいると何処までも落ちてしまいそうになりますが、外向型の夫のポジティブな言葉に救われることも多いです。
自分の知らない世界について知れる
仕事も遊びもエネルギッシュに取り組む外向型は、話題にも事欠きません。内向型よりも広い人間関係を好み、色々な話題をキャッチしています。
興味の幅が狭い内向型でも、時には流行や話題のドラマなど、タイムリーな話題を知りたいこともある!(笑)
そんな時外向型のパートナーからは多くの情報を得られます。
まとめ:内向型が結婚生活を楽しむコツ
自分の気質を理解したうえで、最適な生活スタイルを模索
結婚すると今までの生活リズムを見直す必要に迫られますが、
自分らしくいるためにこれは譲れないと思うポイントが理解できていれば、結婚生活の壁を乗り越えることは難しくありません。
パートナーの価値観も尊重しながら、お互いが心地よく過ごせるスタイルを見極めましょう。
性格の違うパートナーでも、結婚生活は楽しい
この記事では、性格の違うパートナーを持つことで得られるメリットを、私の実体験ベースにお伝えしました。
性格もコミュニケーションの取り方も、さまざまに異なる人たち一緒に働けば、互いに学び合い、成長することができる。
ほかの人の長所が自分の短所を補い、自分の長所が他の人の役に立つことで、自分自身が向上できると同時に、チームを強化することができる。
引用:静かな人の戦略書
仕事において、性格が違う人がタッグを組むことでチームワークが高まるように、
夫婦関係でも、似ていない者同士だからこそ一緒にいる意味がある、と考えることもできるのではないでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました☺
この記事を通して、内向型の性格を理由に結婚に踏み出せない人が、充実した結婚生活を送るヒントを得ていただけたら嬉しいです。
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