【内向型でも結婚式を挙げるべき?|実際にやってみて感じたよかったこと・後悔したこと&工夫したポイントを紹介!】

内向型

内向型OLのわおんです。

わたしは昨年入籍し、今年挙式・披露宴を挙げました。

結婚が決まった時は幸せな気持ちでいっぱいでしたが、実はこの時からすでに、頭の片隅にはこんなモヤモヤが…

結婚式したくない内向型
結婚式したくない内向型

「結婚式はしたくないな、どうしよ…」

というのも、内向型の気質ゆえに、どうしても自分達が主役になって結婚式を挙げるのが、もう想像しただけでしんどかったんです…

同じように感じている方、結婚式に対するパートナーとの温度差に悩んでいる方もいるのではないでしょうか?

私自身、結婚式と聞いて多くの人がイメージする「テンプレート」的なものにはこだわらず、自分にあったスタイル模索し、

結果として「挙げてよかった」と思えているので、結婚式をするか悩んでいる・これから結婚準備をする方に向けて、そのポイントをご紹介します!

結婚式は挙げなきゃいけないものではない!

結婚式を挙げたくない理由

そもそも、結婚式を挙げたくないと考えてしまうのは、次のような理由が主な要因になっていると思います。

①経済的な負担が大きい

リクルート総研「ゼクシィ 結婚トレンド調査2022調べ」(首都圏)によると、挙式+披露宴のウエディングパーティーにかかる平均費用は347万円だそうです。

ここからゲストからのご祝儀分を差し引いた金額が、本人達の負担となりますね。

とはいえ、間違いなく結婚費用のうちの大部分を占めるのが結婚式です。ここにかかる費用を減らして、指輪や新婚旅行、引越しなど他の結婚イベントにお金を回した方が良いと考える方も多いと思います。

②準備が面倒

会場を決定した後、本格的な打ち合わせが始まるのは4ヶ月ほど前です。

プランナーさんとの打ち合わせに加えて、衣装・料理・装花などなどなど…、決めることが盛りだくさんなので、趣味の時間が減ってしまうことも覚悟する必要があります。

③大勢の前に立つ・注目されることが苦手

いくら「ゲストへのおもてなし」を意識したとしても、結婚式の主役は新郎新婦ですから、式の間は常に注目されますし写真も沢山撮られます。

また、披露宴では挨拶・スピーチでマイクを向けられるシーンもあり、内向型にとっては想像するだけ緊張でガチガチになりそうです…

④ゲストに負担を強いてしまうことへの罪悪感

ご祝儀はもちろん、衣装代、女性であればヘアセット代など、ゲストの費用負担もばかになりません。また、準備や移動を含めるとほぼ丸1日を自分たちのために割いてもらうことになりますから、お金・時間の両面でゲストへの申し訳なさを感じるかもしれません。

さらには、わざわざ足を運んでくれた人たちを楽しませられるかという、自身への不安やプレッシャーにも繋がります…

 私の場合は、特に③④の理由で「自分なんかのために集まってもらうのが申し訳ない」という感情が強くなってしまい、そこから「高い費用に見合う気がしない」という①の理由にも繋がっていましたね。

結婚式を挙げる目的を明確にしよう

結婚式を挙げる理由は人それぞれですが、次のような目的が考えられます。

  • 結婚した実感が得られる、けじめのため
  • お世話になった人に感謝を伝えたい
  • 思い出を残したい

現状式を挙げるか悩んでいる方は、これらの目的と、先に述べたマイナス要因を天秤にかけながら、自身に合った落し所を探っていく作業が大切になります。

 逆に、自身が思う目的を果たせるのであれば、必ずしも挙式+披露宴の形式にとらわれる必要もありません。

挙式+披露宴以外の選択肢も検討してみよう

近年「ナシ婚」という言葉を耳にするようになりました。結婚式を挙げないスタイルのことで、コロナ禍も後押しして「ナシ婚」を選択する夫婦が増えているようです。

決して派手なパーティーを開く必要はなく、

  • フォトウェディングで思い出を写真という形に残す
  • 親族中心の食事会で、リラックスした場で感謝を伝える

といったイベントを行えば、思い出も残り結婚した実感もわくでしょう。

パートナーとよく話し合い、多様化している結婚スタイルの中から自分たちにあったものを選び取ることが大切ですね。

内向型が結婚式を挙げて感じたこと

ここまで、必ずしも定番の結婚スタイルにとらわれる必要がないことをお伝えしてきましたが、私は夫との話し合いの結果、結局挙式+披露宴の形式を選択することになりました…

ですので、実際に挙式と披露宴をやってみて感じたことを紹介します。

良かった点

久しぶりに友人に会えた

私が式を挙げたのは2022年3月で、まだまだコロナの感染状況も収まらない中でしたが、徐々にイベント開催が許容されている雰囲気もありました。

披露宴を開いたからこそ、コロナで暫く会えていなかった友人と久しぶりに顔を合わせることができ、式をきっかけにまた交流を再開できたのがとても嬉しかったです。

夫の友人と顔見知りになれた

日々の夫との会話の中で登場する、お世話になっている同僚や友人の方に挨拶できたのも良かったと思うポイントです。

本来であれば人見知りなので、初対面の方と話すのは緊張してしまうのですが、披露宴の場ではそんなに深い話はすることなく、

「いつも夫がお世話になってます!」「今日はありがとうございます!」「写真撮りましょー!」

ぐらいの会話で終わってしまいます。

詳細な自己紹介をする必要もなく、いっぺんに大勢の方に顔を覚えてもらえるので、そういう意味ではありがたかったです(笑)

親に晴れ姿を見せられた

親にこれまでの感謝を伝えることは、結婚式の大きな目的の一つになります。両親に向けた「花嫁の手紙」は、披露宴での感動的な演出の定番ですよね。

ただ私の場合、直接言葉に出して言うのがなんだか恥ずかしかったのと、両親も人前に立つのは苦手な性格という点で、披露宴にはためらいがありました。

ですが、これまでお世話になった人たちに囲まれて披露宴を開くだけでも、成長を見せられる機会になりましたし、特別な演出を行わなくても両親はとても喜んでくれたので、やって良かったなと感じました。

パートナーとの絆が深まった

式が近づいてくると休日もゆっくりできないくらい、やるべきことがどんどん増えていきます。

パートナーとの協力体制が必須となりますが、新婦側に負担が偏ってしまい夫婦喧嘩になる、というのは結婚式あるあるですね…

我が家でも全くなかったわけではありませんが、装飾関係の決めごとが自然と私の担当になっていたので、その分夫はムービーや演出関係で積極的に意見を出してくれました。

忙しい準備期間を協力して乗り越えられたことで、式が終わった今も、このコンビネーションは家事などの日常生活に生かされていると思います!

後悔した点

挙式+披露宴を開くに当たり、やはり避けられないと感じた内向型にとってのハードルもありました。

緊張する場面は減らせるが、0にはできない

人前に立つことにプレッシャーを感じやすい内向型ですが、自らが主役として結婚式するに当たりそういった場面は避けられません。

特に、必ず付きまとうのは「挙式」と「披露宴のウェルカムスピーチ」です。

挙式では教会式・神前式等の形式を問わず、新郎新婦の一挙手一投足にゲストの注目が集まります。そのうえ荘厳な雰囲気の中で行う儀式なので、手順を間違えないようにしなきゃ…と一層緊張感が増します。

私は神前式をしたのですが、お神酒を持ち上げる際に手が震えてカタカタしてしまったのが恥ずかしかったです…

そして披露宴のスタートの際に行うウェルカムスピーチですが、ゲストへ参列のお礼を伝える場面であるため、省略するのは望ましくありません。

人前で話すのが苦手という方も、入念なイメージトレーニングや、パートナーと一緒に練習したりすることで、当日の不安を少しでも軽減できるよう準備しましょう!

慣れない場面なので失敗も起こりがち

どれだけ入念な準備をしたとしても、当日その場になってみないと分からないことも沢山あります。総じて「楽しかった!」と思えても、何かしら失敗点が出てくるものです。

私の場合、

 ドレスでの歩き方が上手くできずコケそうになった

 クイズ企画をしたものの進行をミスり、先に答えを言ってしまった

変に完璧主義なところがあり、式が終わって暫くは、これらの失敗を思い出してはやたら凹んでました(泣)

うまくいかないことがあっても周りは温かく見守ってくれるので、この時だけでも心折れずにメンタルを強く保ちましょう。

多少のプライバシーを晒すことも割り切らなければいけない

結婚式は親族や友人が一堂に会する貴重な機会である一方、プライベートな情報を多少なりともオープンにしないと成り立たないという側面もあります。

自身の友人にとっては旧知の内容かもしれませんが、パートナー側のゲストに次のような情報がオープンになるのは抵抗がある方もいるかもしれません。

  • 家族構成や家族の名前(席次表に記載される)
  • 出身地、学歴、勤務先(披露宴乾杯前のプロフィール紹介)

また、SNSでのコミュニケーションが当たり前になっている昨今、許可なく自分の写真が投稿されてしまうこともあります。

投稿する側にも決して悪気があるわけではなく、むしろお祝いしたいという気持ちで、式を楽しんでくれたからこその行動なんですよね…

予防策として、「顔がはっきりわかる写真の投稿は控えてほしい」といったことを招待状や会場内の注意書きなどで呼びかけることも考えられますが、完全に防ぐのは難しいのと、結婚式を開く以上この点は仕方ないと割り切るしかないと感じています。

自分・ゲストの負担を減らすために工夫したこと

テーマを「同窓会のような式」に設定

私と夫は高校の同級生なので、互いの高校の友人が集まるということで「同窓会」をテーマにし、カジュアルな雰囲気の式を意識しました。

職場関係のゲストもいましたが、仲の良い先輩や同期のみで上司は招待していません。

親族以外はみんな同世代という状況でしたので、自分たちはもちろんゲストもリラックスして楽しめたと感じています。

かっちりフォーマルな式が苦手な方は、友人ゲスト主体のカジュアルな式にするのがおすすめです。

スピーチ・手紙・余興はなし!

結婚式を挙げたくない理由の一つとして紹介した「ゲストへの負担」をなくすため、スピーチ・余興は依頼しませんでした。

足を運んでくれるだけでも十分有難いのに、緊張して料理を楽しめなくしてしまうのは申し訳ないと思ったからです。

自分・両親にとって苦手な演出は省く

自分と同じくフォーマルな場で人前に立つのが苦手な両親のため、「花嫁の手紙」は読んでいません。プランナーさんいわく、手紙を読む新婦さんの方が割合としては多いようですが(笑)

定番の演出ですが強制されるものではないので、自分には合わないと思ったら無理にやる必要はありません。

また、挙式の形式に神前式を選んだのも、父がバージンロードを歩くのが恥ずかしいと言っていたのが要因の一つです。

先にも述べたように、式を挙げて晴れ姿を見せるだけでも十分な親孝行です。その代わり、一番大切なのは元気な姿を見せ続けることだと思っているので、頻繁に帰省するのを意識しています!

歓談メイン+企画を用意してワイワイ楽しめる式に

ゲストに頼るコンテンツをなくした代わりに、新郎新婦企画のクイズを用意して、ゲストに楽しんでもらうようにしました。

クイズの問題は、ラブラブ感をアピールするような内容は恥ずかしいので、「常にストックしている大好きな食べ物」「新郎が新婦に一番キレられたいたずら」など、二人の日常生活を題材にしました(笑)

まとめ

内向型が挙式・披露宴を挙げた実体験から感じたメリット・デメリットをあげた上で、工夫したことをご紹介してきました。

十人十色の結婚スタイルがある時代、大切なのは「自分たちなりのテーマを決めること」だと思います。

ゲストに楽しんでもらうことに主眼が置かれがちですが、そのためにはまず、新郎新婦自身が式を楽しんで一生の思い出にすることが大前提ですよね!

内向型で結婚式に苦手意識がある方も、ご自身にあったスタイルが見つけられるよう、この記事がヒントになれば嬉しいです☺️

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